半割の因島八朔、葉付きの枝とプチプチした粒感の断面

HASSAKU · 因島

因島八朔

1860年因島で発見された、日本原産の柑橘。

ほろ苦い甘酸っぱさと、噛みしめるたびに弾けるプチプチの粒感。
江戸末期に因島の寺で偶発的に見出された一本の樹が、
いまではしまなみの春の銘菓・和菓子の主役になっています。

DETAILS

八朔と因島の物語

起源、特徴、和菓子への展開、訪ねられる場所。因島八朔の文脈をご案内します。

  1. 01

    起源|江戸末期、因島の寺で

    1860年(万延元年)頃、因島の浄土寺の境内で偶発的に見出された一本の柑橘の樹が、八朔の原木とされています。発見当時の住職が「八朔(旧暦8月1日)の頃から食べられる」と呼んだことが名の由来。日本原産・日本固有の柑橘で、世界の柑橘地図にも因島の名が刻まれています。

  2. 02

    特徴|プチプチした粒感と、ほろ苦さ

    果肉は粒(じょうのう)が大きく、噛むとプチッと弾ける独特の食感。糖度はみかんより低く、酸味と微かな苦味が同居する大人の味わいです。剥きにくさは難点ですが、最近は剥きやすい品種改良も進みつつあります。旬は1月〜4月、最も安定するのは2月から3月。

  3. 03

    展開|八朔大福という発明

    因島・尾道では八朔そのものを白餡と餅で包んだ「八朔大福」が春の銘菓として定着。ほろ苦さと甘い餡が拮抗する独特の和菓子として全国に知られます。他にも八朔ピール、ジャム、ゼリー、八朔リキュールなど、加工の幅は広く、和洋を横断して活かされる素材です。

  4. 04

    立ち寄れる場所

    因島・尾道の和菓子店では、2〜3月に八朔大福が並びます。原木のある浄土寺は因島の歴史散策ルートにも組み込まれ、境内に発祥地の説明があります。瀬戸田レモンと並ぶ「しまなみの柑橘」として、瀬戸内の柑橘ページ でも紹介しています。

因島八朔を、旅の文脈で。

八朔大福の取り寄せ、因島の和菓子店巡り、贈答用ギフトのご相談まで、編集チームが伴走します。